今月1日(2010年10月)からのタバコの値上げを機に禁煙した人が多いというので、「とくダネ!」のレギュラー前田忠明(芸能レポーター)もこれに挑戦した。他に名乗り出た99人とともに始めた「100人禁煙」だが、さて有言実行できたのか。
値上げ直前に「禁煙外来が大繁盛」なんていうレポートもあった。「自力だと9割が1年以内に脱落する」と医師は断言している。医師たちはまた「禁煙は最初の10日間がヤマ」ともいう。というわけで、10日にいたるまでをいろいろに追った。
竹田圭吾(ニューズウィーク日本版編集長)「ただいま休煙中」
禁煙に挑戦した100人は男性77人、女性23人。年齢は20、30代が53人、40代以上が47人。前日の9月30日夜、最後の1本を吸う前田が写ったが、他にも何人か、「これでやめます」といっていたのだが……。
1日目で脱落したのがなんと21人。「何も考えずに手を出した」「残ったタバコがあったものだから」とやる気がない。2日目には8人、3日目が10人(計39人)。医師は「3日目が最初の大きなヤマ」という。
たしかに、そこから先は脱落者が少なくなって、6日たったときの脱落者は計41人、7日目はさらに3人。前田はまだ水を飲んだり、禁煙パイプで頑張っている。「水でしのげるわけないと思うけど、しのいで見せるから」と訳のわからないことをいってる。
一方で、「体が軽い」「食欲がでてきた」などという声も出始める。心配は周りにいる喫煙者とお酒を飲んでいるときだ。日々の結果は参加者に伝えられるから、励まされたりもある。
そして10日目の結果発表。司会の小倉智昭が「エントリーNo.1(前田)は大丈夫?」と聞くと、山本麻祐子アナは「いまのところは禁煙してる」
これに前田は手をあげて応えた。
「大丈夫。でも、企画が終わったらわかりませんよ」
中野美奈子キャスター「だめでしょう」
小倉「番組をやめてもらいますから。そういう約束ですから」(笑い)
10日経った時点での結果は「残り49人」だった。
この結果に、女優の中嶋朋子は「最初の減り方からすると、あ、残ったんだと感心します」
竹田圭吾(ニューズウィーク日本版編集長)「1日から吸ってませんが、これまでも2、3か月やめたことは何回もありますから、自信はない。休煙ということ(笑い)……ただ、今回は節約という実感が大きい」
山本「10日間続くとかなりいいという話です」
小倉は「1回目は4年やめていて吸ったんです」という。「エッ!」と中野。
「やめたら血糖値が上がっちゃって、ストレスから血糖値が上がることもあると聞いて、吸ったらストレスがなくなるかと……。いつでも戻れる(吸える)状態にしておいて、今8年になりますけど。あと、宣言しちゃうことよ。すると意地悪するやつがいる。目の前で ぱーっと吸ってみたり」(笑い)
仲間がいなくなるのは寂しいんですよきっと。私もいま12日目ですがね。