実態はおっさん「大人女子」を赤裸々に見せる禁断の深夜番組

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   女の敵は女――。番組の狙いは敵である女を欺き、ワンランク上の女になること、そして女子力を上げること。深夜に放送する特番の打ち合わせの時、こう話すと多くの女性識者が身を乗り出した。

   男にモテたいのではない、周りにいる女よりも抜けた存在でいたい。若い娘はいざ知らず、大人の女性たちがいま求めているのは、女子力が上がり、他の女より一歩先んずるような情報ではないだろうか。

   これまでテレビ番組の女性向けの情報といえば、「スイーツ」「ファッション」「メイク」「デートスポット」などなど。もう、そんなの別に気にならないんです。だって、それらはすべて「男にモテたい」ためだからだもの。そりゃぁ、女ですから、こういったジャンルのことは大好きですよ。でも、鼻にかかった声でいろいろ情報を教えてもらっても、テレビの前の大人女子は見向きもしない。理由は、「私達には必要ない」の一言。

   そして男性タレントにチヤホヤからかわれている女の子たちを見て、「あと3年もしてみなさい、ダレも寄ってこなくなるから」と己の経験を呪いながらつぶやいてしまう。

ガール以上ミセス未満

   それでは、大人女子が欲しがる情報とは何か。男に媚びて物を買ってもらう年齢ではなく、自分の稼ぎである程度のモノを消費できる年齢の女にとって、何が必要なのか。実は、この世代に向けた商品やサービスが世間には不足しているのだそうだ。指摘を頂いたのは、某有名企業のマーケティング部長や女性雑誌編集者たち。

   若い女性をターゲットとしたものは数多くあるが、ガール以上ミセス未満の女性を対象にした商品は少ない。支払能力が高い女性たちが手付かずの状態になっているのだと指摘していた。

   見方を変えると、この世代の女性たちは自分達のことを「大人女子」と言っているが、その中身はかなり「おっさん」に近い。「社内の人間関係の調整に翻弄されて心がズタボロ」になり、「メタボが本当にヤバい。走らないとやっぱりダメ?」と思いながらも、「今夜も帰宅前にあの店に寄ってイケメンを拝んでいこう」と意気込んで、「あ~ん、今夜も飲み過ぎちゃった。沈没でございます…」な状態なのである。もう一度言っておこう。これは新橋酔っぱらいサラリーマンではない。キラキラ着飾っている女性たちの内情だ。

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