民主党代表選がらみで、小沢支持の山岡賢次、小林興起、菅支持の蓮舫、寺田学の4議員による緊急討論をやった。党内野党的立場の小沢支持派が攻め、菅支持派が守りに回った印象を受けたが、山岡に対するコメント陣の厳しい突っ込みも目立った。
「すべて菅さんの責任のように言うけど」
世論調査では菅支持が圧倒的に高く小沢劣勢だが、「政治家の判断は逆になるかもしれない。国難の今こそ小沢だ」と山岡が述べると、末吉竹二郎(国際金融アナリスト)は「急に日本が国難に直面したわけではない。(政権交代が実現した)1年前のきょう(8月30日)だって国難に直面していた。なんで突然、今になってそう言うのか」と反論。
山岡が「国民に人気があった小泉パフォーマンス政治が惨憺たる結果を招いた。菅さんの手法は小泉さんのやり方と似ている」と論点をずらすと、杉尾秀哉(TBS解説室長)が「すべて菅さんの責任のように言うけど、政権をとったら財源はいくらでも出てくると言ったのは小沢さんだ。そういうことが国民の不信を募らせた」と話す。
「すべてとは言っていない」と山岡タジタジ。
岸井成格(毎日新聞論説委員長)が「政治とカネの問題はクリアにできない」と山岡をけしかけるなど、民主党副代表が「集中砲火」を浴びる一幕となった。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト