小沢一郎・民主党前幹事長の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、東京地検が小沢の事情聴取をするという。先に東京第1検察審査会が「不起訴不当」と議決したためで、産経新聞は「小沢氏が応じれば4回目」という。応じないなんてありか?
与良正男(毎日新聞社論説副委員長)が「この問題からは逃れられないですね。これより、『起訴相当』とした第5検察審査会の方が焦点。9月といわれてるが、この日程が民主党の代表選から何からすべてに関わってくる」という。考えてみればおかしな話だ。
司会のみのもんた「ご本人はどんな気持ちなんでしょう」
与良「1度国会でお話になったらどうですか。何度もいいますが、1度も話してないんだから」
世論調査でも、今回参院選での民主党の敗因は「消費税」より、この問題の方が大きかったとも読める。しかし、ご本人はそう思っていないようだ。
「せっかく私が辞めたのに」だって!?
きのう(22日)夜、小沢は鳩山前首相、輿石参院議員会長と懇談した。鳩山は内容を「よもやま話、輿石会長の再任祝い」とだけ。いまだに菅首相との会談もできない状況下で、鳩山が仲介役ともいわれるが、首相周辺は「首相との会談で何を要求するか擦り合わせでは」と警戒する。
小沢はすでに参院選敗因は「消費税だ」と首相を批判。鳩山も菅首相続投は是認したものの、「せっかく(自分が)辞めて支持率を上げたのに」と怒っているとも伝えられる。
みの「せっかく私が辞めたのに? 何が理由で辞めたのかわかってるのかねこの人は」
与良「間違ってますよ。小沢さんも負けたことにもの凄く不満だといいますが、消費税だけで負けたわけじゃない。この2人の金の問題も含めた評価でしょう。だからこの2人が元気になっちゃってるってのは、おかしいなとみなさん思ってらっしゃいません」
さらに「いままた、代表選の主導権を握るかどうかなんて報道する方もする方だけど、変ですよ。もっとまともな政治にしないと、この政権保ちませんよ」
みの「民主党にお灸をすえたようなもんでしょ。それが効かないとなったら、国民はきびしいでしょう」
そこへ出てきたのが、議員の歳費問題。昨年の衆院選ではたった2日、今回は6日で丸々1か月分230万円もらうのはおかしいと、山口・公明党代表が日割り法案を口にした。みんなの党も法案を準備中といわれる。
これに与良が「与野党が合意した法案を提出するという習慣をつけるためにも、こういうことはやった方がいい」
そうなれば、「数の亡者」小沢流の出る幕はなくなる。