蓮舫「民主大敗」分析 「消費税提案正しかったが順番違った」

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   参院選で民主党は完敗した。菅総理が目標としていた54+αに遠く及ばない44議席しか取れなかった。テリー伊藤も「予想以上に大きな敗北」と話す。

   敗因について日本テレビ政治部の青山和弘記者は、「消費税に関する菅発言」をあげる。

「言い方が唐突で、ぶれて、『私は上げるとは言っていない』と強調してみたり、いいかげんなんじゃないかと、総理としての資質に疑念を持たれた」

支持率V字回復でおごり

   コメンテーターの勝谷誠彦(コラムニスト)は、「菅さんは見た目、市民派でカッコよく見えるけど55年体制的政治家。そんな古臭さに国民は飽き飽きしていた」と言い、「(消費税について)民主党には徹底的に節約すると言ったうえで、それからお願いすると言ってほしかったのに、そこをすっ飛ばした」と続けた。

   ゲストに呼ばれた「事業仕分けの女王」、今回の選挙でも圧倒的強さを見せ、開票即当選確実を打たれた蓮舫行政刷新相も、「消費税の議論を始めようという提案は正しかった」としつつ、「大前提として、行政刷新、ムダ削減、国会議員の定数削減などの努力をしたうえで、税制をどうするかを次の衆院選で信を問うとするべき。順番が違った」と、総理の発信力に疑問を呈した。

   「消費税発言」も確かに大きかったが、有権者が民主党のあり方に「ノー」を突き付けたと見るべきではあるまいか。昨年夏の政権交代後、「政治とカネ」「普天間をめぐる迷走」「マニフェスト軽視」で失望させた。そして菅内閣に交代後、支持率がV字回復したことに気を良くして、問答無用で国会を閉じて参院選に突入、沖縄県民に対する言葉に配慮を欠き、さらに生煮え状態で税制改革を唱えるなど、明らかにおごりが見られたといえよう。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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