お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣が7月3日(2010年)、30歳の誕生日をむかえ、長らく続けてきたブログが最終回を迎えた。
30歳の誕生日でブログをやめると宣言してきた西野。最終回で本人は、見るべき別のブログは多いはずなのに、「夜な夜なこんなブログを覗くあなたはやっぱりヘンだ」と書く。でもそれが逆に嬉しかったのだろう、話をついで、「ボクはこれからも、あなたと同じような角度からブイブイ言わせちゃう」と意気込む。
やりたいことがたくさんあるという。夏のお笑いライブは欠かしたくないし、ドキドキするテレビ番組も作りたい。絵本も小説も残したい。そして仕事仲間と酒を飲みかわし、明日を語りたい。こうした話題をずっとブログで報告してもいいが、芸歴を重ねると意見が通りやすくなるのは嫌だ。
「ボクはやりたいことをやる為に偉くなりたいけれど、外に対しては偉くなんかなりたくない。たとえば小学生に、いつまでも好き勝手に意見される存在でありたい。ボクは芸人、河原乞食。だからブログは今日でやめる」
だが、人を笑わせたい思いに変わりはない。涙したり、落ち込んだり、苛立ったり、恨んだり……そんな気持ちでいる人を救える「笑い」を、西野は本気で考えている。ブログの最後は「あなたがお笑いを好きでいてくれて、ボクはとても幸せだ。いつもありがとう。あなた頑張れ」と結ばれていた。