「なぜこれをもっと早くやらなかったのか。『本場』でないのに本場といっているのが多過ぎなんですよ!」
普段はおとなしい中野美奈子アナが怒ったのは出身地・香川県のさぬきうどんの話だ
「本場さぬきうどん協同組合」が1日、「本場さぬきうどん」の名称とロゴの商標登録を申請した。
協同組合が商品登録
申請した理由を大峯茂樹協同組合理事長は次のように話す。
「県外で『さぬきうどん』と称し、味も本物とかけ離れたレベルの店がある。本場のさぬきうどんを守るための申請です」
ここまではごもっともな意見だが、もう一歩踏み込んで「本場」の定義を聞くと、「本場(地元)に来て食べていただくのが本場だ」と、なんだかよくわからない。
地元限定のあまりにも狭い定義に首を傾げたくなったが、ノンフィクション作家の岩上安身も「美味しいか、美味しくないかじゃないの」と不可解という。
怒っていた中野もこの定義は解せないらしく、「東京でも本場の人が来て、本場の技術で、本場の水を使ってやっている人がいるじゃないですか。それはおいしいですよ」と言う。
そこで、笠井信輔アナが次のように組合側の言い分を解説した。
「いやー、今回は美味しいかどうかそこの評価はしません。その評価はとめどない議論になる。評価するのは県外か県内かの色分けだけです」
たかがうどんでとは言わないが、「地元にこれほど執着するとは。東京で買った「本場さぬきうどん」の乾?をゆでて食べても県外なのでニセモノいううことになるのか。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト