夫を見限った二人のオンナの恐ろしさ

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執念のさつき

   もう一人、夫を見限った猛女が、前夫の悪行を暴露している。片山さつき氏がそれで、その矛先を向けられているのは、総理期待度ナンバー1で、「新党改革」を立ち上げた舛添要一参議院議員である。これが、すこぶるおもしろい。

   二人は片山氏が大蔵官僚、舛添氏が東大助教授をしていた1986年に結婚したが、2年強で破綻。その後、二人は自民党議員として相見えるのだが、お互い口をきいたこともないそうだ。

   結婚生活が破綻したのは、夫のDV(家庭内暴力)に耐えられなかったからだという。

「(中略)『遅く帰ってきやがって!』
突然、彼は怒り始めたんです。仕事で遅くなっても終電やタクシーで、日付が変わる前には帰宅しようと努力していたんですが…。いきなりキーッとなって、理由もなく怒る。(中略)その辺にあるものを、手当たり次第に投げつける。(中略)またある時は、サバイバルナイフなどいくつものナイフを私の目の前にズラーッと並べた。彼は、ナイフの収集が趣味だったんです。しかも、そのうちの一つの刃先を私に向けたことまであります。(中略)」
「結局、結婚から3カ月ほどで、弁護士に離婚を相談しました。すると、弁護士の調査で彼には愛人が、そして彼女が妊娠中であることも分かった。でも既にその時は、不倫の事実を知っても何も感じませんでした。(中略)彼は私にとにかく『暴力的』でした。弱きに強き人――。」

   舛添氏は2人の女性に出産させたものの入籍せず、のちに別の女性と再婚しているが、その間には婚約不履行で訴訟も起こされている。

   片山氏は、舛添新党には郵政族や郵政民営化に反対した人がいるが、舛添氏は民営化に賛成していたではないかと、彼の政治家としての信頼性に疑問を投げかけ、さらに、総理期待度1位についても触れながら、こう結ぶ。

「そうかもしれません、彼の『本当の顔』を知らされていなければ。民主主義社会においては、時として『小狂気』の政治家が人気を集めることがあるんです。しかし今回、彼は党首になり、注目度と同時に責任も増した。否応なく、いずれ彼の真の姿が明らかになるはずです」

   げに恐ろしきは女の執念。元女房でさえ御せない者が、天下を治めることができるのか。舛添氏、早速の試練である。

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