「女性スキャンダル」中井大臣へ 新潮が放った「二の矢」

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交際女性の父にアタック

   その上で、問題点を3つに絞っている。(1)部外者である女性に、宿舎のカードキーを貸与していること。(2)国民の安全を司る立場にあり、常に居所を明らかにしているべき大臣がSPを外して飲み歩いていること。(中略)、(3)銀座から赤坂まで、違法な「白タク」である可能性が高い車に乗車したこと。

   そもそも、これだけ頻繁にデートを重ねている女性を「掃除婦」扱いするとはけしからんと、「月光仮面」新潮は、彼女の実父のところへ出向くのだ。

   実父は、中井と娘が付き合っているとは知らなかったようで、涙を浮かべ、搾り出すようにこう語るのだ。

「中井大臣が娘と6年もお付き合いしているっていうのなら、普通は両親にも挨拶に来るべきでしょう。(中略)大臣がきちんと責任を取らないと、娘にも迷惑がかかる」

   チリ沖地震が起き、対応策を打ち合わせる会議が首相公邸で、8時半から開かれていた2月28日も、中井大臣が姿を現したのは昼からで、理由は「宿舎で待機していた」というまか不思議なものだったことも、国会で明らかになった。

   なぜこうした「大臣不適格者」を切ることができないのか。「今の鳩山内閣には、内閣の危機管理をする人が誰もいないのです。鳩山内閣は国家マネジメントの体をなしていない。中井さんをこのまま大臣に据えておくなんて、本当にみっともないと思います」(「みんなの党」渡辺喜美代表・新潮)

   一見、人の良さそうだがリーダーシップの欠片もない民主自民2人の党首討論を聞いていると、この国は右も左も真っ暗闇じゃござんせんかといいたくもなる。だが、いっそのこと、小沢一郎に総理をやらしたらいいという、自暴自棄な声が出てくるのを、私はもっと怖れる。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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