「女性スキャンダル」中井大臣へ 新潮が放った「二の矢」

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中国毒ギョーザ「解決」のウラ

   中国毒入りギョ-ザ事件については、文春、新潮ともに「結末は予告されていた」「犯人は哀れなスケープゴート」という見方で一致している。

   逮捕の決め手となったのは、犯人が農薬メタミドホスの入った注射器を、工場通路脇の下水道に捨てたと証言し、捜索したら、2年もたっていたのに農薬が入ったまま見つかったという「物証」だけだ。

「メタミドホスは水溶性が高いですから、注射器に残留しているなんてことも考えられませんよ」(中京学院大学の久野輝夫助教・新潮)

   おまけに中国公安は、極貧両親の居所までマスコミにリークしたのだという。しかし両誌ともに、中国側の突然の発表の意図が奈辺にあるのか、図りかねている。「上海万博が近い」「首脳会談に向けた地ならし」などの見方もあるが、真意はわからない。新潮は、鳩山首相を万博に招き、その足で南京大虐殺記念館に招待するのが狙いだと書いているが、そこまでは読み過ぎだろう。

   先週の新潮のスクープで、中井国家公安委員長は、記者会見や国会で責め立てられたが、「彼女は部屋の掃除を頼む女性」で「何か問題あるんですか」と開き直り、居座ってしまうつもりのようだ。

   ならばと、新潮がこれでもかと二の矢を放った。グラビアでは、かの銀座ホステスが赤坂議員宿舎に入るとき、「手馴れた様子でカードキーをセンサーにかざし」ている姿がハッキリ写っている。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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