「鳩山新党」は見え見えの毛針? 自民参院幹事長が酷評

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<テレビウォッチ> きのう(3月16日)の衆院本会議で、カメラが追ったのは渦中の人、鳩山邦夫・元総務相だった。与謝野馨・元財務相と話す様子に、子ども手当法案などの採決よりも沢山のフラッシュが焚かれた。

「渡り」じゃなく、はぐれ鳥

   鳩山は平沼赳夫議員や兄の鳩山首相にも声をかけ、首相は「弟の決断ですから、『がんばれ』といった」といっていたが、見守る与野党の声は散々だ。新党の見通しについても今朝の新聞は一斉に、「ひとりぽっち」「ひとり旅」「孤立」などと伝えた。

   この日は珍しい人がゲスト。歯に気に着せぬ関西弁で知られる谷川秀善・自民党参院幹事長、76歳。もともとはお坊さんで、怖いモノなし。

   鳩山の離党について、「党紀委員会にかけないといけない。新党作るというんだから、普通の離党と違う」という。参院からはすでに5人が離党した。これにも「離党届をそのまま受理してる。これじゃ組織じゃない。なかには民主党に入ってる人もいるんだから」

   みのもんたが、「新党への同調者は?」

「いるわけないでしょう。こんな毛針にひっかかるような人たちじゃない(笑い)。渡り鳥じゃなくて、はぐれ鳥」「見え見えの毛針にひっかかるバカな魚はいない」

禁じ手

   参院選には? 「影響しますよ。心配してます」。支持率上げるには? 「いい手はない。あるけど(公明との選挙協力は)禁じ手だ。国民の方がよく見てる。自民党が変わるかどうか」

   長崎県知事選では勝ったが? 「大仁田君が9万なんぼとったから勝った。出てなければ向こうへいった票だと思ってる」。参院選の勝敗ラインは? 「とてもじゃないけどムリ(笑い)。前回負け過ぎた。35でしょ。過半数は120ですよ」

   みのが「きのう石破さんが、権力も金もないと言ってました」

   「そのうっぷんが吹き出してきてる。鳩山さんだってそうですよ。あの人も権力志向でしょ……」と急に小声になった。「声が小さくなった」とみの。スタジオは爆笑、本人も大笑い。

   片山善博が、「政権党時代の栄華の夢は捨てないといけない。聞こえてくるのは場外乱闘ばかりで、党内論議がないですね」

「月にいっぺんくらい両院議員総会をオープンでやったらいい」

   みのが「お釈迦様みたいな人は出てきませんかね」(笑い)

   さすがに笑うばかりで、答えなかった。おもろい、おっさん。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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