社民党の福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)が2010年1月1日のブログで、同日、失業者らの年越しを支援する「公設派遣村」に行ってきたと報告している。
1年前に派遣村に行き、「こんな状況をつくった政治をなんとしても変えたい」と切実に願ったという福島党首。衆院選挙前から社民党、民主党、国民新党で、派遣法の抜本改正案をまとめ上げ、国会に提出するなど「多くの人たちと走ってきました」と振り返る。そして、今回、念願だった総合相談窓口が設置され、大臣も訪れるようになった派遣村を見て、「政治は変わったんだ」と実感したという。
ただ、福島党首は、「仕事がなくなれば、あっという間に、住まいを失う現実」「派遣切りの後、仕事が見つからないと語る人」「ネットカフェやファーストフードで、夜を過ごしてきたという人」など、この1年で環境が変わらなかったものを嘆く。
「雇用の問題、そして、派遣法の抜本改正を通常国会で成立させるべくがんばります!」
10年の元旦、祝賀ムードにつつまれる日本でこんな決意を表明していた。<テレビウォッチ>