<テレビウォッチ> 偽装献金問題で鳩山首相がきのう(12月24日)謝罪会見した。都内のホテルで70分間。「知らなかった」「信じていた」「6億円」「もう母からはもらわない」の繰り返しだった。
死んだ人が献金してるという「故人献金」から始まったこの問題。検察は、一連の金の出所が首相本人と母親からと特定したが、何しろ金額がけた違い。母親からは毎月1500万円が7年間で12億6000万円。これを「知らなかった」で通るかどうかだ。
政権発足100日にあたる24日、独断でやったという元公設第1秘書(59)を政治資金規正法違反(虚偽記載)で在宅起訴。元政策秘書(55)を略式起訴で罰金30万円にしたが、首相本人は不起訴とした。
会見はこれを受けて行われたのだが、「進退」についての質問には、「私腹を肥やしたわけではない」と否定。一方で、「辞めろという声が大勢となれば尊重したい。首相の座にしがみついている訳ではない」ともいった。
赤江珠緒が、「献金のしがいのない人ですね。12億円でも知らなかったというんだから」
所太郎「浮世離れしてる」
木場弘子は、「私(が母親)なら、3万5万振り込んでも、恩着せがましく言うけど」(笑い)
大谷昭宏は、「首相への強制捜査がなかったのは、これが見返りとか悪質性とか国民に対する重大な裏切り行為とはいえないから。秘書の1人は罰金30万円でしょ。いま万引きでも最高50万円です。秘書の万引き程度で総理大臣が辞めてたらどうなる、という発想もある」
三反園訓は、「言いたかったのは、私腹をこやしたんではないという、これがすべて。しがみつく気はないと言っている」
山口一臣は、「それが無責任な感じ。石にかじりついてでも日本の構造を変えるんだ、とかいうのなら分かるが」
大谷も、「12億6000万円で辞めることにはならない。むしろ普天間とか景気対策とかへの国民のいら立ちが高まったときそうなる。だから、それらをきちんとやり遂げるという決意表明でないといけない」
木場は、「政権交代までしたのだからと、強い声が聞きたかった」
三反園「それが人柄なんですよ。通常国会では厳しく追及される。これをいかにかわすか。追い込まれるのは間違いない」
山口「しかし、政治資金規制法違反としては軽い。そんなことで時間を使ってほしくない」
大谷は、「結局は2世議員の問題。代表が変われば、相続税も贈与もかからずに財産が移る。他にはいないのか」
三反園「鳩山さんが結果を出せるかどうか。それをみて国民が見放すかどうかですよね」
さぁて、次は小沢幹事長の金の問題だ。政治がさらに身近になる。