<ドライブ A GOGO>みなさん、「本島周辺の島」と聞いて1番最初に思い浮かべるのはどこでしょう? やっぱりほとんどの人は「沖縄」って思うのでしょうか。しかーし、日本にはまだまだ穴場の島がたくさんあるようです。今回は、島根半島から約60キロの海に浮かぶ緑豊かな『隠岐諸島』の魅力を紹介しちゃいます。
フェリーで隠岐諸島最大の島・島後にやって来たのは、石田靖と「モーニング娘。」の道重さゆみだ。はっちゃけイケイケキャラの石田と、控えめなのかつまらないのか大人しく縮こまっている道重が対照的でちょっと面白い。
体重700キロの和牛
今回は、日本海に囲まれた豊かな自然がおりなす絶景、青々とした海に抱かれておいしく育った海産物……からはちょっと離れて、隠岐では有名な迫力満点の『牛突き』の魅力を教えちゃいましょう!
石田「この島には大興奮のイベントがあるらしいんやけど……『闘牛』て知ってる?」
道重「毎日飲んでますよ、豆乳なら」
そんなオトボケな会話をしつつ2人が向かったのは姿沢牛突き場だ。
約800年前、隠岐に流された後鳥羽上皇をなぐさめるために始まったとされる「牛突き」は日本最古の闘牛といわれ、今でも島の内外から沢山の人が見物にやってきては多いに盛り上がるイベントだという。
さっそく2人を迎えてくれたのは体重700キロの黒毛和牛・仁王MAX君! ぎょえぇぇーデカイ!
牛突きは、勢子と呼ばれる闘牛士の掛け声で闘争心をかき立てられた牛2頭が激しくぶつかり合って勝負するのだが、その様子は迫力満点! まさに弱肉強食の野生の世界を見ているようだ。
ここで、勢子が牛を操る綱を持ってみないか、と誘われた石田。しかし牛のそばには近づくものの、あまりの荒々しい牛達の様子に「どうしたらええの!?」とビビッて逃げまくる始末! 確かに、筋肉隆々の牛に一突きでもされたら打撲どころでは済まなそうだ……。牛は勢子の心情とリンクしているらしく、へっぴり腰の石田が操った牛はみるみるうちに劣勢になってしまった。
隠岐の島町役場に筆者が質問したところ、次の大きな牛突きの大会は10月13日に行われる「一夜嶽大会」だそうだ。それ以外でも普段から観光客向けに牛突きを見せてくれるということだが、一夜嶽大会の迫力には負けるという。石田のように勢子になるのはちょっと無理かもしれないが、闘争心むき出しの「闘う牛」を見てみたいという方は今年「最後」のチャンスですよー!
じょん
<登場した町>
隠岐の島町