<テレビウォッチ>立候補者がなかなか現れなかった自民党総裁選だが、ようやく手を挙げた党員ひとり。谷垣禎一・元財務相は、森元首相が推すなど「最初から本命視されていた」(杉尾秀哉・TBS解説・専門記者室長)人物であるという。
だが「自分が捨て石になって党の再生を……」という谷垣の立候補表明、今日(9月14日)のスタジオでの評判はさんざんなものであった。
「捨て石って……囲碁じゃないんだから」とみのもんたが言えば、「本当に再生を目指すなら、明るい言葉を使ってほしかったですね」と政策アナリストの横江公美。
宮内正英・スポーツニッポン東京本社編集局長も、野球ファン心理にたとえて解説。「野球でも、弱いチームに新監督が就任すると『土台作り』と言うが、ファンは勝つことを期待してる。同じことで、最初に『捨て石』って言われると、聞いてるほうはシュンとしてしまう。もっと明るい華やかな言葉で入ってきてほしかった」
みのは、あらためて「捨て石」発言を読み上げると、「暗いですね~」と駄目を押していた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト