菅直人を「蹴飛ばす」女 国家戦略局の推進力に?

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   <テレビウォッチ>民主党の骨格人事がほぼ固まった。なかでも注目されている『国家戦略局』の担当大臣に菅直人代表代行(62)を起用する方針を鳩山代表が表明した。

   長年続いた「省益」中心の官僚主導の弊害をどう「国益」中心の政治主導に塗り替えるか。

   番組は就任より一足早い9月6日、手ごわい官僚組織に直接向き合う菅代表代行の自宅を訪れ、伸子夫人から近況を探った。

   出てきた伸子夫人が、さばさばした調子で次のように語る。

   「今もう、戦略局の人を誰にするか考えているようですよ。電話したり、いろんな人に相談したり……」

   ところで、一も二もなく菅代表代行に決まった背景は1996年1月の第1次橋本連立内閣に遡る。菅はこの内閣で厚生大臣に就任するが、のっけから『菅・官戦争』突入の兆しが……

   初の就任記者会見。並の大臣は官僚から手渡されたペーパーを棒読みするが、菅大臣は官僚の作ったペーパーを丸めてポケットにしまい、「薬害エイズの問題を一刻も早く処置したいと思っている」と、自前の感想を。

   この時の模様を夫から聞かされていたらしい。伸子夫人は次のように……

   「総理大臣室から出てすぐ記者会見。『大臣これです』といって官僚から手渡されたペーパーを菅は『これを読んだら終わりだ』と思ったらしい。あとで見ると、役所がやってもらいたいことが書いてあり、後で止めようと思っても、『大臣あのとき言いましたよ』とやられてしまうと……」

   「で、励まされたんですか?」に、伸子夫人は「励ましじゃなくて蹴飛ばしたんですよ。(問題発覚から)15年も立っているのに何もしていないなんて……と怒鳴ったのを覚えていますよ」と。

   この時、菅大臣は陣頭指揮で役所がひた隠しにしていた資料をみつけ、薬害エイズの被害者たちに謝罪した。

   キャスターの赤江珠緒が「菅さんがあの時、乗り切れた1番の理由はなんですか?」に取材した高村リポーターは「やはり菅さんに強い意志があったから……」というが、『戦略局スタッフ・プラス+1』の内助の功はやはり必要かも……

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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