<テレビウォッチ>暑い時に、さっぱりしたもの食べたいなんて、大人だけやで~というCMを見て、確かに子供のころは暑い時こそガッツリと食べたかったことを思い出した。しかしそんな私も今や、すっかり夏はそうめんに限る! 大人になってしまった。
冷房と熱気ムンムンのギャップで夏バテになり、食べたいものと言えばそうめん。そうめんが食卓につづくときに苛立っていたあの頃が懐かしい。
寒くて寒くて
クールビズが提唱されて5年、長時間の会議でも指先が凍りついていることはなくなった。少しはこれで夏バテにもなりにくいかと思いきや、相変わらずまだまだ寒く凍える場所がある。
テレビの収録スタジオだ。
スタジオは人間が快適なように室温を下げているのではなく、所せましと置かれている機材のために冷やしていると聞く。機材のためとは言え、これが尋常でないほど寒い。20度ぐらいの温度ではなかろうか? スタジオ隅にいる私たちスタッフは厚手の長袖を着て体を冷やさないように対策をしている。
その点、照明を当てられる表舞台、芸能人は暑いのだろうか? ふと疑問に思って、とあるグラビアアイドルに聞いてみた。
すると、彼女たちも寒くて寒くてたまらないのだという。理由は、オールシーズン薄手の衣装を着ているからだそうだ。照明を当てられても、指先や足先は冷たくなり、早くスタジオを出て体を解凍したい! と思うそうだ。
そのため、彼女たちも寒さ対策をしているというのだが、それは一体?
答えは、ブルマ。
「グラビアアイドルにブルマ」というキャッチなキーワード。殿方の皆様、あらぬ想像はおやめくださいませ。
ブルマで寒さ対策を聞くと、そうそう! ブルマはいいよね~。と女子同士ではブルマ談義に花が咲くのだ。何を隠そう、私も社会人になってからしばらくブルマを愛用していた。
実は、ブルマはとても優秀なのである。なによりもあのフィット感! キュっとした軽い締め付け感が、どこか安心するのである。守られているような気分になるの~とアイドルも語る。そして、分厚い布地で下腹部が暖められて、冷房対策にはもってこいな代物なのだ。ではなぜガードルではダメなのか?
ガードルではラインをキレイに見せるが、まだ20代前半だと体のラインも崩れていない。その上、ガードルは締め付けが強く苦しい。さらに薄い布地で保温効果は低い。そこで重宝するのが、高校時代のブルマというわけだ。
ちなみに、20代後半になると、体のラインを気にしてガードルに転向する。だが、ブルマのあの安心感と保温性は忘れられない……
他のアイドルも使っているのかと聞くと、かなりブルマ愛用女子は多いという。彼女たちは、高校時代のブルマが古くなると、昔ながらの安売り衣料量販店の子供下着売り場に行き、新ブルマを調達しているんだそうだ。
これからテレビでアイドルを見たとき、ブルマはいてるかも! と想像してみてほしい。いやダメ! アイドルもスタジオの寒さと闘っているんだな~とあたたかいまなざしで応援してあげてほしい。
モジョっこ