いよいよ「バカタロー解散」で、長い長い選挙戦が始まる。今週は、どこも総選挙大予測がメイン特集だが、各誌の予測を見てみよう。
ポストは自誌予想で、自民160民主261。現代も自誌予想だが、何と、自民78、民主332。ほんとかね?
マイケルものは新潮圧勝
朝日は、森田実氏が自民141民主279、野上忠興氏が自民160民主261。AERAは本誌予測で自民169、民主247。サンデー毎日は自民189、民主229。新潮は議席予測はなく、文春が、政治広報センターの宮川隆義氏で、自民155(+86/-62)、民主261(+58/-85)としている。
現代が突出しているが、大方が、民主党が単独過半数を超えるとしている。だが、選挙予測と競馬の予想は当たったことがないし、ましてや超ロングランの選挙戦、何が起こるかわからない。
ここで何度か書いているが、民主党政権ができたとしても、実質は小沢一郎政権になるが、そのことを分析している新聞も、雑誌もほとんどないのはなぜなのだろうか。これからに期待するとして、8月30日の夜、小沢傀儡(かいらい)小鳩政権誕生となるのか。楽しみな選挙ではある。
今週の文春と新潮の目次を見ると、同じテーマの記事が多いことに気付く。トップの解散特集はもちろんだが、マイケル・ジャクソンの暴露本、大雪山で起きた中高年の遭難事故、あのトラブルメーカー、横峯さくらパパ・横峯良郎参議院議員の「恐喝疑惑」。
イアン・ハルペリンというカナダ人のジャーナリストが書いたマイケルの暴露本には、「ゲイの恋人が2人いた。マイケル自身が、亡くなる1か月ほど前に、遠くない死を予感していた」などという衝撃的な「新事実」が書かれているという。
また、著者によれば、去年のクリスマス頃、マイケルは、肺気腫や消化管の内出血のため、話すのもやっとで、左目の視力は95%失われていた。
そのマイケルがなぜ、50回ものコンサートツアーをするといい出したのか。マイケル死せどもスキャンダルの種は尽きまじ、というところか。この記事は質量ともに新潮が圧倒している。