(朝ズバ1から続く)
みの「東国原さんの件はどうですか?」
森「相談は受けてました。本人は国政に意欲があってと。しかし言いにくいが、TBSも含めてマスコミがガタガタにしちゃった」
与良「でも、自分を総裁にというのは驚いたでしょ?」
森「そういう言い方はしてなかった。国会議員になれば総理になりたいのは当たり前で、手続きさえ踏めばだれでもなれる。そのあたりを分かってなかったんじゃないか」
この件では、森元首相は東国原知事の秘書と会った後、カメラに向かって「キャラメルでもやろうか。マンゴーキャラメル」といっていた。
その映像をみて与良が、「ぼくら何十年もやってるから、だいたい意味するところは分かるが……」
森「あれは、たけし軍団の方だそうで、名刺もらって、エッと」と巧みにかわす。
与良「古賀さんの辞任は?」
森「残念です。意外だった。信念の人ですからね。いろいろ我慢していたし」
与良「我慢とは?」
森「いろいろあるでしょう。調整することが我慢だから」
与良「麻生さんとは距離があった?」
森「さあー、同じ福岡だから……」
与良「8月30日の決定にも関わっていなかった」
森「これは、なるほどなぁと思ったけど、総裁で気をつけないといけないのは、党の機関をきちっと使うこと。麻生さんはこれをやらない。それより先にパラパラッと駆けつける人がいる(笑い)」「イタリアから帰ったときも、河村さんに、首相に最初に会うのはあなた、次は幹事長ですよといっておいたんだが……」
みの「役員人事については?」
森「わたしは、やれともやるなともひと言もいってない。ただ、(現執行部を)選んだのは麻生さんじゃないですかと。人事をやると必ず敵ができる。ことをかまえるとき、党内に敵を作らない方がいい」
与良「日程が間に合うかどうか。またもし、与謝野さんが解散の署名を拒否したとき、罷免して突き進めますか?」
森「進むんじゃないですか。信念もってますよ」
ここで、森元首相に向けた街の声をいくつか。なかに、「麻生おろしをやめさせろ」「後見人とは訳がわからない。フィクサーというのはどうも」というのがあった。
森「私は後見人でもなんでもない。要は心をひとつにできるかどうか。地方選でも、自民党を隠した選挙はみな負けている。自民党を支持していた人ががっかりするんです。それで負けたら、いさぎよく野党になればいい」
与良「麻生さんで闘えると?」
森「闘うべきです」。
このあと、「これから混沌としてくる……」といったところで、時間切れ。しかし正味35分、2日続きの自民党「朝ズバッ・ジャック」だった。
東国原案件「マスコミがガタガタにした」 森元首相「本音」ポロリ
2009.07.16 12:37
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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