人工精子で「無断妊娠」も どうなる「父」の概念

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   <テレビウォッチ> イギリス・ニューカッスル大学のカリム・ナヤーニアという研究者が人工的に精子をつくりだすことに成功したというニュースを笠井アナが取り上げた。

   笠井の大ざっぱな説明によると、受精卵からES細胞(万能細胞)をつくる技術は開発されている。今回は、このES細胞から精子をつくることができたという。

   で、ここからが説明に飛躍が入るのだが……

   すでに皮膚細胞からES細胞に似たiPS細胞を作る技術は開発されている。iPS細胞が今回のES細胞と似ていることから、将来は人間の皮膚から作ったiPS細胞で精子をつくることが 理論的には可能というわけだ。

   医学的な理屈はともかく、『とくダネ!』的な話題の中心は「男いらないということじゃない」(小倉キャスター)。

   乗りにのった笠井は「その通り。女性が男性に無断で妊娠できてしまう。付き合っている男子の髪の毛を拝借してiPS細胞から精子を取り出すことも可能になる。父とか母とかの概念がかなり乱れてくる可能性がある、すごい話です」と。

   それだけなら別段すごくはない。番組では連日、マイケル・ジャクソンの元妻の親権騒動で長男、長女の父親は誰か? と乱れた話をやっているではないか……

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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