<テレビウォッチ>急死から6日たったマイケル・ジャクソン。2002年に書かれたマイケルの遺言書が裁判所に提出され、その全文が公開された。
入手したその遺言書を手に笠井アナは「読み解くと、驚くべきことが書かれてあり、驚くべきことが書かれていなかった」と、その中身を報じた。
公開された遺言状は、5枚の紙に8つのパートからなっており、その「驚くべきこと」の中身は……
1ページ目の冒頭には『マイケル・ジョセフ・ジャクソン最後の遺言状』と表題が書かれ、『これが最後の遺言状と宣言する。この遺言状に従って自分の死後の財産を処分する。遺産のすべてを基金(『マイケル・ジャクソン・ファミリー・トラスト』)とする』。
2ページ目は『相続税は基金から払うものとする。遺言状の共同執行者として3人を指名する。彼らに資産の運用、管理を任せる』。
3ページ目には『この基金から意図的に元妻のデボラ・ジーン・ロウ・ジャクソンを除外した』。
「ここですよ、2人の子供の母親を意図的に除外するってどういう意味?」という笠井に疑問に……
情報通のデーブ・スペクターが「あとで揉めないようにここまで書いた。しかも、この文言の脇に彼のイニシアルである『mj』がサインしてあり、彼の意思がまちがいなく尊重されるようにしてある」と。
さらに4ページ目には『もし子供たちのうちの誰かが、私の死んだ時点で未成年である場合、私の母、キャサリン・ジャクソンを後見人として指名する。キャサリンが私より先に死亡した場合、または後見人として責任を果たせないなどの場合、ダイアナ・ロスを後見人として指名する』。
笠井によると「後見人は自分の母親。子供たちの面倒を見て下さい、だけ。誰に遺産を譲るという話は一切入っていない」という。
しかも、遺言書には補足する形で「別紙」があり、そこには『母やマイケルの子供たちが亡くなったりして、遺産の相続が果たせなくなった場合、この人たちに権利がありなす』と何人かの名前が書かれていた。
驚くのは、その中に父ジョセフをはじめ兄弟、甥の名は誰1人なかったという。
キャスターの小倉が「どういうこと? 法定相続人でいいということ」と。この遺言状は法定相続人を否定したようにも見えるのだが…
デーブは「基金の中から子供たちにあげるものはあるにしても、それは公開する必要はない」のだという。
ただ、デーブは「いかに家族との根深い確執があったかということなのかも……」と感想を。