<テレビウォッチ>休み明け『とくダネ!』の話題はやはりマイケル・ジャクソン。
番組がスタートした現地時間6月28日16時すぎ、エンターテイメントの中心地であるロサンゼルスのチャイニーズシアター前の路上には大勢の人の列。
マイケルの名前が刻まれている場所に別れを惜しむファンが花束やメッセージを次々と置いていくのだ。
しかも、次の公演が予定されていたイギリス・ロンドンを始めイスラエル、インド、フィリピンでもマイケルの追悼集会が開かれているとか。
そんなファンの最大の疑問はなぜ急死したのか?
マイケルは、ロンドン公演のために週6日間、1日4時間フルにレッスンし、亡くなる前夜もリハーサルをしてピンピンしていたという。
番組によると、疑問が浮上したきっかけは、ロス消防局が公表したマイケル宅からの救急搬送要請のやり取り。「疑惑の中身」は……
消防局:意識がなく、息をしていない?
通報者:そうです。息をしてません。
消防局:患者を誰か見ましたか?
通報者:はい、ここには患者の専属の医師がいます。
消防局:えっ、医師がいるんですか?
通報者:はい。でも、患者は人工呼吸に反応しません。
消防局:何が起きたか見ましたか?
通報者:いいえ、(その場所は)医師だけが居ました。
この医師とは、3年前からマイケルの専属で、心臓科のコンラット・マーレー医師。
担当することになったロス市警殺人課が、マイケルが死亡した直前に処方した薬の種類などを同医師から事情聴取しているが、詳しいことは発表されていない。
しかし、現地の報道では、マイケルは鎮痛効果の強いモルヒネに似た『デメロール』など9種類の薬を常用していたという。このなかには筋弛緩剤まで。
しかもマイケル自身、『デメロール』などの危険性は百も承知していたようだ。
12年前発表されたマイケルのアルバムに入っている『モルヒネ』という曲の自作の歌詞には「デメロール デメロール あぁ 神様 彼がデメロールを打っている」とあり、危険を認識していたことが分かる。
専属の医師がいてなぜ? となるのだが、この医師は相当な借金を抱え、給料の差し押さえをされたことがあるいわくつきの医師という。
当然、医師に疑惑の目が向けられるのもやむを得ない。番組に緊急出演したデーブ・スペクターは「金銭トラブルを抱えた医師が逆にマイケルを利用したということも……」と。