<テレビウォッチ> BSフジ「PRIME NEWS」。19時から2時間という勝負の時間帯に今春誕生した番組だ。八木亜希子とフジ政治部の反町理がキャスターを務める。さらに日替わり編集長という形を取っている。麻生首相のぶら下がり会見の模様をノーカットでやるのは売りの1つのようだ。
今回見た日は、パソナの南部靖之社長と慶応の樋口教授に話を聞いていた。非正規雇用の問題などが議題に上った。ガイアの夜明け風というかカンブリア宮殿風というか、ちょっと説教くさいつくりだった。明るくはならない話なのかもしれないが、肩苦しいつくりだった。暗い話し方をする人がいるのもマイナスだ。
BSフジとしては、この時間に生ニュースをやるというのは、勇気がいることだと思うし、その志はほめて上げていい。中身もしっかりやろうとしているのは分かる。グラフの図とかをいろいろ使って、失業率の問題などを分かりやすくしようとしている姿勢はうかがえる。しかし、図を使うにしても、結局数字の羅列を多くしてしまっては、やればやるほど分かりにくくなってしまう、という逆効果を生んでしまう。
とにかく、2時間弱が長く感じだ。今回は最後まで見届けようと思ったのであえて見続けたが、普通なら途中でチャンネルをかえてしまっただろう。志は買うが、もっと努力が必要だ。時間短縮も1つの手だろう。1時間で十分という気がした。
じっくりと やるのはエライが 眠くなる