<テレビウォッチ>東京都議選(7月12日)へ向けた麻生・鳩山の舌戦が始まった。都議選前には、千葉市長選(6月14日)と静岡知事選(7月5日)がある。行き着く先は解散・総選挙だ。
きのう(6月7日)の日曜日、麻生首相は東京・多摩地区の都議選候補の「応援」に走り回った。「半年で4回も予算をやったなんて例は過去ありません」などと『実績』を訴え、「都議会でも第1党であり続ける」とぶった。
一方民主党の鳩山代表は、麻生首相の地元福岡で、麻生攻撃だ。「世襲禁止も決められない。わたしの弟(鳩山総務相)との間で意見がまとまらない。何をやってる」と自民党内の混乱を突く。
杉尾秀哉が、「麻生さんは先週、都議選は総選挙と関係ないといっていたのが、変わった。総理が都議選の全候補者を応援するなんて聞いたことない。前代未聞」という。まあ、相当な危機感といっていいのだろう。
みのもんたも、「地方の選挙がねぇ」という。「連敗してますからね」と杉尾。
みのは、「民主党はマニフェストを出し始めている。自民党はいま作っている。自民は下手だね」
「8時またぎ」のパネルには、麻生首相と鳩山兄弟の顔。
杉尾が「おじいちゃんの時代からの因縁の対決」という。いわずと知れた吉田茂、鳩山一郎だ。その鳩山兄弟があっちとこっちに分かれているから、ややこしい。
兄の鳩山代表はおととい広島で、「2羽のハトが襲っている。1羽は正攻法で正面から、もう1羽は内からえぐっている」といった。例の日本郵政の西川社長の進退をめぐるやりとり。その弟について「閣内不一致で苦労してるのなら、大臣をお辞めになって新しい道を開いたらどうか」
弟の方もきのうは同じ福岡の久留米にいた。「兄は辛抱強い。昨年会ったとき、(小沢一郎氏について)あのわがままはどうにもならないといってた」と内輪話を暴露。「弟さんが民主党代表になりましたねといわれる。あれは兄です。我慢強いのがお兄ちゃん、人柄のいいのが弟さん」と、何やら楽しんでいる風。
与良正男は、ビデオで「もう辞めたいと思ってるんじゃないか」という。
杉尾も、「政界再編となったときに自分が中心にという思いはありそう」
横江公美は。「鳩山大臣のいうことに共鳴する人もいるだろうが、麻生さんの後援会長でもあるわけで、落としどころを注目してる」
末吉竹二郎は、「どっちに政権を渡すか、我々もしっかり見ないと」
ここでみのが、「民主党が勝ったら、小沢さんが総理大臣になることはないの?」「ない」と杉尾。「なりたいんじゃないの?」と、まだいってる。杉尾は「政権はとりたいけど、自分が表に立つタイプじゃない。苦手な方ですから」
みのは「両党のマニフェストをひとつひとつ検証しましょう」