<テレビウォッチ> 5億円詐欺事件の小室哲哉被告に執行猶予付き判決――。実刑の鉄槌が下されるとの予想も少なからずあったなかで、この結果を「あなたはセレブレイトできますか?」と番組がインタビューに向かった先は、被害者男性の下だった。
「驚いた」と、絞り出すような第一声。裁判について、それ以上のコメントは差し控えたいとする一方で、小室自身に対して「彼の復活を心から願っている一人だ。悪い感情を持つのは止したい」と話し、以前に比してやや心境の軟化がうかがえた。
小室自身も涙の謝罪会見で、これから傷ついた信用を取り戻すよ~と、ややカタルシス的に思える展開。だが、その後のスタジオで笠井信輔アナが入れてくれた情報はかなり後味が悪くなるものではあった。被害男性が取材リポーターに話したところでは「インターネット上で誹謗中傷の書き込みが多くあり、恐怖を感じている」そうである。
文
ボンド柳生