<テレビウォッチ> 愛知県蟹江町で起こった一家殺傷事件。佐々木亮太が「犯人の不可解な行動が明らかになってきました」と切り出した。
何かなと思ったら、押し入れから遺体で見つかった母親を、隣の部屋からひきずっているらしい、犯行後も長時間とどまっていたなど。これまでにも、血の付いた衣類が洗濯機にあったり、浴槽で衣類を洗ったあとなど、奇妙なことはいろいろある。
犯行は、5月1日の深夜から2日の未明にかけて。会社員山田喜保子さん(57)と次男の雅樹さん(26)が殺されたあとの午前3時頃、3男の勳さん(25)が帰宅したところ、犯人に刺されて重傷を負ったもの。
スパモニも連日とりあげているものの、どうもよく分からない。とにかく断片的なのだ。重傷を負った3男が、「男から包丁を奪って振り回した。男に当たっていたかもしれない」と言っているとか、近所がなにも聞いていないとか、番組も犯行時間帯の午前3時にわざわざでかけていったり、の繰り返しだ。
きょう(5月8日)も現場を訪ねた高村智庸が、「土地勘がないと分かりにくいところ」などと言っていたところへ、ニュースが飛び込んだ。なんと、3男が助け出された際に、警察官が家の中にいた不審な男を目撃していたというのだ。
殺害された雅樹さんが出勤しないのを不審に思った会社の上司が、警察官と2日正午過ぎ山田さん宅を訪れ、玄関で両手を縛られていた勳さんを発見した。その際警察官が、室内に若い男がうずくまっているのを見た。警官は家族と思い、早く出てくるよう呼びかけたが、そのうち姿を消したというのだ。
あきれた。発生が2日で、きょうは8日だ。事件が不可解、ナゾだといってる原因のひとつが警察だったわけだ。大谷昭宏がなぜかこれに、ストレートに反応しない。
「不可解というのは、手がかりなんですよ。通り魔なんてのはナゾも不可解もないから解決がむずかしいが、不可解を詰めていけば解決する」なんていってる。そのうえで「この事件は、裁判員制度の第1号になる可能性がある。警察はそれで慎重なのかも」と。
山口一臣が、「すると、もう絞り込まれている可能性もある?」
「そう。当然報告されているから、誰だろうとなってるはず。そう遠くないうちに解決されるのでは」
裁判員制度をだしに、情報を出し惜しむ? メディアはおかげで、ただ事件の外周をうろうろさせられていたことになる。それを「慎重」といっちゃぁまずいだろうに。