「人類最大の敵」ウイルス 「勝負は2、3週間」…なのか?

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   <テレビウォッチ>一昨日(4月28日)警戒レベルがフェーズ4になった「新型インフルエンザ」で、感染地域がさらに拡大。世界保健機関(WHO)はついにフェーズ5に引き上げた。アメリカで1歳児が死亡したなどからだが、これはメキシコから国境を越えて初めての死者になる。

やっかいなのは

   とにかく数字が刻々と変わる。この日朝現在で、死者はメキシコ159人、アメリカ1人。感染者167人、感染の疑い2801人。国の広がりは、欧州13、米州8、アジア大洋州4、中東1。ただし、まだ渡航制限には至っていない。

   WHOの発表を受けて、日本政府も水際作戦と自治体との協力態勢がほぼ整ったことを明らかにした。いずれは水際作戦をくぐって、入ってくることを想定しての態勢だ。

   中原英臣は、「各国の感染者はどれもメキシコから帰った人。フェーズ5になったのは、アメリカで人から人への感染が確認されたから。日本の対応は、フェーズ4でも5でも同じ。ただ1例でも発生したら緊急事態になる」という。

   毒性に関しては、「弱毒性といわれているので、季節性のインフルエンザと変わらないかもしれないが、免疫がないのが注意点」。スペイン風邪のときも、夏場は弱まって安心していたら冬にぶり返した。しかもその間に強毒に変異したことも考えられるのだという。

   「今回も多分2、3週間が勝負。そこで夏を迎えますからいったん収まっても、冬にまたぶり返す可能性がある。ただ半年以上あるから、ワクチンなどもできるかもしれない」

   「怖いのは、帰国した人がすぐ病院にいかないでほしい。他の人にうつす可能性があるから。まず保健所の発熱相談センターにいくこと」と、ここが肝心のところだ。

   鳥越俊太郎が「ウイルスがやっかいなのは変異すること。人類最大の敵だといわれる」

   「そうなんです」と中原。「ノロ・ウイルス、HIV、サーズなど、ウイルスも進化のなかで闘っているんです。だから未来永劫闘いは続く。まあ、人類の方が優秀だとは思いますけどね」

   といわれても、安心できるわけではない。しばらくは落ち着かない日々が続くのだろう。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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