<テレビウォッチ> 午前9時2分だった。赤江珠緒が突然、「ニュースが入りました。SMAPの草なぎ剛容疑者が公然わいせつで逮捕されました」と、ニュースルームにつないだ。しかし、ニュースの内容もそれだけ。公然わいせつ? 裸にでもなったのか?
9時46分、番組の終わり近くになってようやく続報。「草なぎ剛容疑者の詳報です」と赤江。
内容は、午前3時ころ港区赤坂の公園内で、「酔っぱらいが騒いでいる」との110番で、警察官が駆けつけたところ、男が1人で全裸になって騒いでいた。それが草なぎだった。
酒を飲んでいて、警察官に「裸だったら何が悪い」と言ったという。ために警察官は公然わいせつ容疑で逮捕。身柄を拘束した。草なぎは容疑を認めているという。
赤江が、「都心の公園で1人で騒いでいた??」
これに鳥越俊太郎が、珍しく断定口調で「午前3時の公園でだれもいないところでしょう。公衆の面前じゃないんだから公然わいせつにはならないと思う。逮捕までしなくてもいいのでは?」
あのナイーブで爽やかな草なぎに何があった? ジャニーズ事務所がどう出るか? これは十分メディアが騒ぐネタにはなるだろうが、気になったことがひとつ。赤江もニュースルームも繰り返した「ヨーギシャ」「ヨーギシャ」という呼び方だ。
ひとたび逮捕されると、昔は呼び捨てだったのが、いまは人権がどうとかでみな「ヨーギシャ」となる。活字のメディアでは目障りでも我慢できるが、テレビではなんとも耳障りで、日本語としても座りが悪い。こんなケースでは「……さん」と素直に呼んでもいい。