「自民党がそうさせたと思う」 小沢秘書起訴でソーリが「危機感」

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   春の特別2時間拡大SPだった3月27日の放送では、「小さな国会」も豪華2本立てとなった。だが、人選といいマニフェストといい、目新しさはなく、目を覆うとまでは言わないまでも、いつもよりも長い時間、視聴者をひきつけられたのか、ちょっと疑問である。

いまさら、そんなあ!?

   1本目は「お年寄り」「高齢化」問題を意識したマニフェスト。このジャンルは「政治」と並んで、番組の大黒柱である。三遊亭楽太郎と笑点メンバーがやってきて言うことには「全ての小中学校の1階に老人ホームを作ります」。

「国家のすべてを信じる気なくなる」

   老人施設不足を解消し、同時に世代間交流を促進する……一挙両得の狙いである。小さな国会において、「おじいさん、おばあさんを大切にしよう」的な提唱をするのは、しばらく前は、俳優で巣鴨のアイドルのえなりかずきの役と決まっていた。だが、どういう理由からか、最近は楽太郎に配役が交代したようだ。この法案は圧倒的多数で可決された。

   その余勢を駆る形で、壇上に立った太田光総理(爆笑問題)は「たとえミスでも、お金をちょろまかした議員は政界から永久追放します! 」と宣言。政治とカネがらみのマニフェストも立て続けである。

   違いといえば、ソーリが検察への不信感を多く口にした点だろうか。「検察が民主党の不利になるよう動いているんじゃないか…(と民主党は言う)。検察はなんでそんなことをしなければならないのかといえば、自民党がそうさせたんだろうとボクは思うわけ」

   「そんなことあるわけない」と自民党の平沢勝栄議員は一笑に付す。だが、もちろんそれで納得するようなソーリではない。その後にも「民主主義の危機」的な懸念を語るのだった。

   「役人は腐ってる、と政治家は言う。政治家もなんだかダークだぞ、と。そこへ持ってきて、(政治家の白黒を公正に)計るはずの検察がどう思うかで、政治家すらどうにでもできることになったら、政治不信どころか国家のすべてを信じる気がなくなる」

   この見解は、民主党の原口一博議員によれば、著名な政治学者であるジェラルド・カーティスがある新聞に書いたものと同じだそうである。そう聞くと、さぞかし説得力がありそうだが、いざ採決の結果は9対10で否決。国会議論開始前の時点では10対9で賛成が多かったのに、反対票が増えてしまったのだった。

   「ちなみに誰が……」と、異例の情報公開を求めたソーリ。裏切り者は元東京地検検事の郷原信郎と判明した。「うっかりミスも永久追放というのは、ちょっと私の主義に反する……」と郷原は釈明。「いまさら、そんなあ!?」とソーリが絶句したところで、お開きに。

ボンド柳生

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