笑い飯西田「渾身ギャグ」に ダウンタウン松本が放った一言

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   <ダウンタウンのガキの使いやあらへんで>日曜日の深夜番組といえば、お馴染みの『ガキの使いやあらへんで』。およそ20年続くこの長寿番組には今までに様々な企画が登場してきたが、今回はその中でも名物企画の一つ、「七変化」の放送であった。

   2月8日放送の「七変化」で歴代2位という輝かしい成績をおさめた笑い飯・中西哲夫に続いて、今回は相方・西田幸治が挑戦する。

「架空のオッサンかと…」

   ルールはいたって簡単、ガキ使レギュラー陣が真面目な会議をしている最中に芸人が七変化をして現れる。その姿(ひとり芝居)を見て笑ってしまった者は罰金を払わなくてはならない。これだけだ。しかし妙な緊張感が漂う部屋の中で、自分のネタはウケるのだろうか……という不安に押し潰されそうになりながらのひとり芝居には、見ているこちらがドキドキしてしまう。

   まず最初にタンクトップ姿の老人に変化して登場した西田。隣に座るダウンタウン・松本が怪訝な顔をするそばで、鞄からおもむろに鏡を取り出しポーズを取り始める……と、ここでいきなり壮大な音楽と共に「――その男は80歳で生まれ、歳を取るごとに若返っていく人生を……」というナレーションが流れ出したではないか。ん? これはもしや映画の『ベンジャミン・バトン』? その後もパンを食べては『ベンジャミン・バトン』の宣伝が流れ、靴から小石が転がりだしても『ベンジャミン・バトン』の宣伝が流れ、しまいには映画の招待券を配って退出していく西田。そして何故か松本だけ「大恐竜展」の招待券。

   はやりの映画で攻めた西田だったが、その頑張りもむなしく全員セーフ! さらに驚いたことに松本は『ベンジャミン・バトン』を知らなかったようで、「勝手に考えた架空のオッサンかと思った」……って、それはちょっと西田がかわいそうな気が……。

   最初の変化でつまづいてしまったためか前半は全くウケなかったが、後半はなんとか調子を上げて結果は歴代16位。それでも2位の相方とはだいぶ差がひらいてしまった。残念!

   企画としては「笑ってはいけない~」シリーズに近いものを感じるが、こちらは笑わせる側の緊張と不安が半端ではない。しかしそこが見ていて楽しい。次に挑戦する芸人には、是非1位をねらって頑張って欲しい。

じょん

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