<テレビウォッチ>演説の名手とされるオバマ大統領が、実はプロンプターを使いすぎだと、ニューヨーク・タイムズが批判しているそうだ。これを紹介した小倉智昭が、スタジオでのカンペ(カンニングペーパー)論を展開した。
「プロンプターは芝居で役者さんが台詞を忘れたときに助ける人のことですが、いまは機械でそれができる。テレビカメラの前にそれが出てくるんだそうです。ここにはありませんが」
「若い司会者がカンペ読むのがうまいですね。わたしなんか、え?あれ?よく見えない、なんて戸惑っちゃう」
「昔は台本なんかなかった。せいぜいが自分で書いたメモ。台本を持ち込んだのは、イレブンPMの大橋巨泉さんからかな」
「台本をめくりながらやるのがスタイルだった」(笠井信輔)
「オバマさんは、公的発言だから間違えちゃいけないというんでしょうが、それで上手にやるのがいいのか、イギリスみたいにフリートークがいいのか」
「麻生さんなんか、フリーで常に問題起こしてる」(笠井)
佐々木恭子が、「国会答弁で紙を読みっぱなしというのより(プロンプターは)いいかも」
小倉が「これがあったら、オープニングも楽だろうな」というのに、佐々木は「この通りやってください、と言われたらできないでしょう」
「一応、何をしゃべるか考えてるんですが、2人が何を突っ込むかわからないので、ぐっちゃぐちゃ」(笑い)
竹田圭吾は、「聴衆を見る目線でしゃべりたいんでしょう。その方が伝わる。オバマさんは、フリートークはあまり面白くない」
「フリートークもうまそうに思えますが」(小倉)
前田典子が、「読んでいると、眼球が動きませんか。なんとなくわかる」
小倉は「それが、聴衆とのあいだに壁を作ってしまうと、ニューヨーク・タイムズは批判しているそうです」
日本の政治家でフリートークの巧みな人というのは、だいたい失言居士。1位が森元首相、2位が麻生首相。番外が小泉元首相。この人は失言をギャグにしちゃった。