テレ朝のドラマ「相棒」。寺脇康文が抜け、相棒のいない「相棒」になっている。水谷豊の右京1人での捜査が続いているが、次の相棒を登場させるまでのニオイ消し期間だろう。すでにシーズン7、寺脇の印象が強く残っている。
とはいえ、視聴率に悪影響は出てないようで、水谷のうまい演技で右京の推理力のキレを思う存分発揮する展開で、固定ファンを満足させているようだ。
作り方がワンパターンという批判も可能だろうが、なかなかどうして作りはしっかりしている。演技も筋の展開も安定感、厚みがある。大人が見るドラマとしてスタイルを確立している。
見た回は、岸惠子が水谷の恩師で犯人という役を演じた。若々しくてびっくりした。「秘密の恋人」を巡る殺人、密室のナゾに岸にあえて呼ばれた水谷が挑むという展開だった。1時間しっかりもたす作りだった。
さて、次の新しい右京の相棒はどんな人が演じるだろうか。若い女性ではないかとにらんでいるがどうだろうか。水谷-寺脇コンビの単なる延長ではなく、今までの印象をぶっ壊すような要素が必要だと思う。楽しみだ。
相棒が いなくても冴える 推理力