<テレビウォッチ>日米首脳会談を終えて昨夜(2月25日)10時過ぎに帰国した麻生首相は、その足で公邸へ直行、細田自民党幹事長、太田公明党代表ら与党幹部などと異例の会談をした。短時間のことだったらしい。
終わって公邸から出てきたところを記者たちに囲まれた細田幹事長は「全く内閣改造についての話はない」、太田代表も「全て首脳会談の報告」とあっさりした返答。それくらいのことなら、わざわざ夜遅く集まる必要もないように思えるが。
みのもんたが「ちょっと驚きましたね。何があるのか」と問いかけると、当日夕方たまたま、細田幹事長に会ったという嶌信彦(ジャーナリスト)は「夜、3人で話すんですって? と聞くと、『報告だよ』という言い方をしていました」と述べた。そのうえで「報告の内容ですよね。公明党にとっては気になる問題もある。たとえばアフガン。公明党は必ずしもアフガンに行くことに賛成ではない。どういう形の協力をするのか」「そして、アメリカはこれから国債をいっぱい発行しなければならない。引き受けるのは中国と日本。日本がずーっと買って行くということは、アメリカと運命をともにするということ。ドルが暴落したら日本が持っている国債の価値が下がってしまうわけだから。でもウラでは、予算通過後、選挙をどうするかとか、話し合っている気がする」と語る。
与党幹部が報告を受けたというよりも、不在中の国内情勢、与謝野大臣の存在感、要職にある人物の不適切発言の波紋など、気がかりな事柄が多い首相の方が説明を聞きたかったのではあるまいか。