<テレビウォッチ>中川ショックの余波がおさまらず、支持率がさらに低下する麻生内閣。毎日新聞の世論調査では11%と出た。歴代で竹下、森両内閣の9%に次ぐワースト3だそうだ。
末吉竹二郎(国際金融アナリスト)は「支持が小さくなっているのも大問題だけど、イヤだ、やめてほしい、ノーというのが高い。こっちの方が麻生政権には響くのではないか」と話す。
きのう(2月22日)青森市で行われた自民党青森県連セミナーでの総理講演も、空席だらけ。現役首相をありがたく迎える空気はないらしい。来るべき衆院選挙に立候補を予定している議員たちのポスターからも首相の姿が消え、『麻生離れ』が進んでいるようだ。
みのもんたは「風当たりが強い、支持率が下がるってことは、逆に、上げる要素をもってくればバクハツするということ。麻生さんやブレーンが、ここまで来たか、じゃあ一発、起死回生で何でもやろうと思えば、思いきってやれるチャンスだ」と言う。が、杉尾秀哉(TBS解説委員)が異を唱える。
「麻生さん個人に対する不信感が生理的レベルになっている。いくら景気対策を打っても、単なる延命策としか取られかねない状況に至っている」
どう見ても杉尾の見方がまともで、みのも「なるほどね」と受けるしかなかった。起死回生策があれば、もうとっくに出しているだろう。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト