<テレビウォッチ>今年のバレンタインデー(2月14日)は土曜日。何が違うかというと、義理チョコの必要がない。ために本命チョコに出せる予算が、3325円で昨2008年から275円の大幅アップ(プランタン銀座調べ)なのだそうだ。
町の声も、「今年は奮発します」「気に入ったチョコがあればいくらでも」「ラッキー、会社で配らなくていいから」と調子がいい。
お値段もけっこうなものが並ぶ。また、ガーナ産、ベネズエラ産、マダガスカル産などカカオ豆の違いを「ワインのように産地ごとに楽しむ」などと、煽る煽る。
そんな中、男性に目を向けるところが現れた。西武百貨店渋谷店では、紳士服売場にチョコレート売場ができて、「逆チョコ応援フェア」だと。もともと「男性で好きな人は多い」(パティシェ)ところへ、「男性のシェアが高くなってきたので、男性が女性にプレゼントしてもいいのでは」と西武。
これが「逆チョコ」というやつ。スタジオの面々は、眞鍋かをりだけがニコニコ。男性陣はみな仏頂面だ。なかでも小倉智昭は目をむいている。
本当にいるのかと見ていると、確かにいた。「逆チョコ、2回目です。娘が受験でイライラしているので」「そうすると5倍くらいのものが返ってきます」
町で聞いても、「バレンタインにもらえないので、逆にあげようかと」「ちょうど出張でいないので、逆に置いていこうかな」「(彼女から)くれといわれた。ホワイトデーのときよりも種類が多いからと」というわけで、70人に聞いたら12人が逆チョコ派だったと。
さらに「ホワイトデーは?」の問いに、「ホワイトデーはもちろんやります。女房には頭があがらないので」。そこでカメラがいきなり小倉へ。恐い顔で。「なんで両方やるの!」
そこで笠井信輔が、ブランデーのレミーマルタン入りでひと粒3675円(三越本店)というチョコを、「小倉さん、食べてみてください」「いいの?」とパクリ。目をむいたまま「ブランデーがうまい」
眞鍋と岩上安身には、チョコ風味のビール450円(高島屋日本橋店)。眞鍋が一気に飲み干して「ケホッ」とむせちゃった。
笠井はほかに、ペアの下着だ、お花だ、お酒だと「逆チョコグッズ」といろいろ並べてみせたが、小倉は先のチョコに「酔っぱらうかもしれない。相当入っている」。眞鍋は、「ビールの後からチョコがきます」。さらに「3月の逆ホワイトデーだけはやめてもらいたい」(笑い)