経済の「カゼが肺炎に」? 消費税「上げ時期」明記

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   <テレビウォッチ>自ら播いた種とはいえ、麻生首相に気が休まる暇はないようだ。小倉智昭は「造反の火種、またまた」と表現した。今度は、2009年度予算案の関連法案に消費税増税の時期を明記しようとすることに対する党内からの抵抗である。

議論する必要はある

   番組は、中川秀直・元幹事長、塩崎恭久・元官房長官、武部勤・元幹事長ら有力者と彼らに率いられる議連が、「国民の理解が得られない」「党内手続きを経ていない」と強く反対する様子を見せる。

   コメント陣からも疑問の声が上がる。眞鍋かをりは「こんな混乱の中で決められても、と思う。国民に置き去り感があって造反した議員に共感してしまう」と言い、岩上安身は「日本経済を取り巻く環境は厳しくなっている。(消費税増税時期明記は)重病患者が治っても治らなくても、お前、薄着になって水かぶれと言われているようなもの。カゼどころか肺炎になってしまう」と息巻く。

   伊藤惇夫(政治アナリスト)は「(支持率が下がって)麻生政権が今より一層、追い詰められる状況になれば、造反が出る可能性はかなり高い」と読む。「定額給付金」は、渡辺喜美・元行革担当相の離党、松浪健太・内閣府政務官の造反だけでなんとか乗り切ったが、「消費税」は容易ではなさそうだ。

   小倉が言うように「消費税増税を論議する必要はある」としても、麻生首相が、なぜ引き上げ時期に拘るのか、よくわからない。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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