テリーと八代弁護士のアドバイス 振り込め詐欺に「有効」どっち?

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   <テレビウォッチ>これだけテレビが繰り返し注意を呼びかけていても一向になくならない振り込め詐欺被害。

手口がどんどん…

   「スッキリ!」は昨2008年11月に『ひっかけた』架空請求の詐欺犯との電話のやりとりから、彼らの常套句を割り出した。 「退会」「長期滞納」「裁判」「借り入れ」「エクスパック」。これらがメールに入っていたら、要注意だという。

   振り込め詐欺の被害は、昨年1-11月だけで263億6800万円(警察庁調べ)。特に9月までは過去最悪のペースだったが、警察、金融機関などの懸命のPRの成果か、10、11月は件数が減っており、通年では過去最悪だった04年の約284億円を下回る見通しだ。

   しかし、今年に入ってからも、山形で52歳の男性が116万円、東京で71歳の女性が500万円など、被害は続いている。いまもっとも多いのは、架空請求メール。ネットの有料サイトの「無料期間中に登録」したが、「退会」「解約」しなかったために、登録料の「長期滞納」が続いている、というストーリー。電話の主は、「これを割安にできるから」と振り込み、あるいは消費者金融からの「借り入れ」を迫ったりする。

   とくに最近は、「裁判になる」「法定書類」「調査会社が入る」など、それらしい用語を使って。「150-200万円の支払い命令」が出るなどと不安をあおるのがふえている。しかも、金融機関がATMの規制をきびしくしたために、送金も「エクスパック」「ポスパケット」の使用を奨めたりと、なかなか巧みだ。

   「スッキリ!」が接触した詐欺犯も、最初はこうしたやりとりを展開していたが、こちらが身分を明かして「振り込め詐欺じゃないか」といったとたん、「そうだよ。それがどうした」「お前なんかより100倍も稼いでんだ」「話すわけねーだろ、ばーか」と本性を顕わした。

   八代英輝は、「オレオレ詐欺とか架空請求という言葉を知っていてもひっかかるのは、裁判などの言葉なんです。やはり1人で対応しないでまわりの人に聞く。反応しないのがいちばん。ほっとけば終わる」という。

   加藤浩次は、「手口がどんどん新しくなっている」

   テリー伊藤が、「みんな真面目なんですよ。電話で言葉を聞いていると惑わされるから、一度来て下さいといっておけばいい」

   これだけいってもまだ、今日もひっかかっているのだろうか。無防備の果ての263億円。ため息が出る。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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