<テレビウォッチ>「どうも気になるんだ」と日経新聞の見出しに目を留めたみのもんた。「格下げ、格下げって言葉が最近よく……(出てくるけど)」
その記事によれば、大手格付会社の2008年の格付アゲサゲをまとめてみたところ、「格下げ」された日本企業が「格上げ」組を上回ったそうである。
「ハッキリ言って、コレはおかしいですよ」とジャーナリストの嶌信彦は言う。「格付」が「おかしい」のである。
「格付をしてる格付会社ってのは、すごい権威があるように見えるけど、その格付会社自体がどういう格付なのかを考えるべきだ」と嶌。米国の金融危機が明らかになると、格付会社は最高ランクの「AAA」をつけていた会社を突然2、3ランク下げたりした。「(格付会社は)それまで何を見ていたのか」と不信感をぶちまける。
「われわれ、そういうの(格付)を見て影響されちゃうんだよね」と言うみのに、嶌は「そうですよ」と力強くうなずいた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト