<ワイドショー通信簿番外編2>ニュースワイドのキャスターが番組でどんなポジションに立っているか、ときに考える。
たとえば、「スッキリ!!」の加藤浩次は運動部のキャプテンタイプ。お笑い芸人界でも面倒見がよく、そんな存在だと漏れ聞く。両脇に控えるテリー伊藤と葉山エレーヌは、さしずめ顧問の先生と後輩選手か。
加藤浩次にひとこと
「とくダネ!」を情報誌に見立てると、小倉智昭は編集長だろう。オープニングトークは巻頭コラムに相当するし、「あまたつー!」と叫んで気象予報士を呼びだすあたりは、いかにも部員に仕事を言いつける雰囲気。佐々木恭子は当然、女性デスク。妊娠後、以前にも増してデスクから離れがたくなった。笠井信輔は「得もり」という連載を受け持つ編集委員か。編集長の後釜に座れるかどうかは微妙だ。
赤江珠緒は「スーパーモーニング」学級の委員長。小木逸平副委員長の助けを借りて、老成した生徒の多いクラスを、けなげに切り盛りしている。このところ、鳥越俊太郎クンに元気がないのが気になる。
「朝ズバッ!」王国を支配するのが、みのもんた王。「根本くーん」ら居並ぶ女性を侍らせてご満悦だが、喜怒哀楽が激しい。気に入らない政策が出てくると怒りつづける。漢字の読み間違いをするところは、どこかの国の首相と似ている。「裸の王様」化が目立つ。
最後に各MCに新年の注文を少々。
加藤=生放送でのダブルブッキングは命取りになりかねない。
小倉=得意分野での長いトークは控えめに。関心のない視聴者もいるのだから。
赤江=トップニュースに入る際のカンペ頼みはいい加減、卒業して。
みの=「中国4千年の歴史」とか「瓜田に履をいれず、李下に冠をたださず」とかの常套句は願い下げだ。どの番組でも同じフレーズを吐いているように思われる。
アレマ