<テレビウォッチ> 昨日(12月24日)、麻生首相が「3段ロケット」なるイラスト入りパネルを使いながら、景気対策を説明。ところが、そのやり方は、みのもんたには朝ズバッ!式のパクリに思えて仕方がないらしい。「真似しないでちょうだいと思いましたねえ」
そして、いきなり「いまから20年前……」と回想モードへ突入。「(私は)おもいッきりテレビで、パネルと(シール)めくりを使ったショウをやって、一世を風靡しました」
ひとしきり、自分の自分による自分のための昔自慢話である。麻生のモノ真似がなってないことも指摘しつつ、「ちょっと(自分が)やってみますか」と言う。と、再現されたロケットパネルが運ばれて来、みのはみの話法を自ら解説しながらプレゼンして見せる。だがしかし、「ここでカメラ目線(をする)」と言ったときには、皮肉にもカメラはパネルの文字に寄りすぎ、みのの顔を捉えてないのだった。
「どうですか」。一段落ついたところで、自信満々に出演陣に問いかけると、コメンテイターの大林素子は手を叩いて褒めそやす。なんとも、おもいッきり手前味噌な展開だ。「ただ、指し棒を持って淡々とやってもダメなんですよ。今度は私のレクチャーを受けてから、やっていただきたい」。乞われれば奥義を伝授してやらんでもない――と、鷹揚な大物感を漂わせつつ、みのはパネルショウを締めくくった。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト