<テレビウォッチ>「ブッシュはなぜ、よけることが出来たのか」と笠井信輔が『研究結果』を発表した。「靴投げつけ事件」の話である。
笠井によると、投げた記者と大統領との間は5メートル。映像を見ると、かなりのスピードで投げている。「投げつけ」動作に気づいた大統領が身をかがめて靴をかわすまで、0.4秒だったそうだ。見事なものである。瞬時の判断ができた要因は2つだという。
1つは、視線をそらしていないこと。62才にしては、視力もいいのだろう。そして、もう1つは、テキサス・レンジャーズの元共同経営者であったほどの野球好きであること。笠井は、大統領のリトルリーグ時代、コーチをしていた人物のコメントを紹介する。
――彼はいいキャッチャーだった。タマ筋を読むことがとても得意だ。しかし、ヒットは打てなかった――
当てようとしても、よけることが出来ると言いたいらしい。
笠井の説明がひととおり終わったところで、小倉智昭が「ブッシュさん、あれだけ早くパッと身をかわすことが出来るんだったら、イラクからの撤退とかをもっと早めたらどうかと思いますね」と口にすると、佐々木恭子は「そこがやっぱり判断できなかったんでしょうかね」と述べた。
大統領になるよりメジャー球団の経営者でいてもらった方がよかった、と思っているアメリカ国民が多いのではあるまいか。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト