「100年に1度」の不況 「乗り切り策」コレしかない?

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   <テレビウォッチ>ボードに「100年に1度の不況」とある。みのもんたが、「こう書きましたがどうでしょう」と聞く。末吉竹二郎が「100年に1度です。世界中がそこらじゅうが傷んでる」。そんななか、客が殺到しているところがあった。

みの:たくましく見えていい

   先週金曜日(11月14日)に埼玉・川口にオープンした「ザ・プライス川口店」。開店前から長蛇の列ができた。イトーヨーカドーを改装したディスカウント・ショップで、価格が1-3割安くなった。オープン記念でニンジン、玉ねぎ、じゃがいも各19円はともかく、他の商品もみな安い。

   なかで、一段と安いのが「規格外」コーナー。リンゴは「つるの部分が割れていますが、味は抜群」とある。客も「見かけは悪くても味は変わらない」「(きゅうりが)曲がっていても味は同じ」と。開店から30分で、レジには100人くらいが並んでいた。

   次はネットのショッピングサイト。出荷が追いつかないという人気商品に共通しているのが、「わけあり」。たとえばしゃぶしゃぶ用のズワイガニのセット。安い理由は、ちょっとふぞろいだったりハサミの先が欠けてたりして、見た目が落ちるから。しかしそれで1万2800円が3980円なら文句なし。味にかわりはない。

   また、ミカンも表面に傷があるとか、チーズケーキの端っことかひび割れてしまったもの、これも半額近い。これもいわば規格外で、本来は捨てるか自家消費していたものだ。

   秋葉原では、中古品や型落ちが人気。パソコンでは、発売から1年くらいのもので価格も5万円前後のノート型が中心。ある店では、棚が空いてしまっていた。

   意外なのが、docomoの「ケータイ補償お届けサービス」。水ぬれなどのトラブルを補償するサービスだが、先月契約数が1200万台を突破した。ユーザーは、「買い換えるのは高いから、月額300円なら……と」という。

   スタジオにカニ、ミカン、リンゴ、チーズケーキを並べて、みのが一席。「いいじゃないふぞろいだって」。みかん、みんな食べてみて「おいしい」。よくみると、たしかに傷がある。「チーズケーキ、ちょっとかけてしまいまして、って、口の中に入れたらぐじゃぐじゃでしょう」(笑い)

   末吉が、「作るのにコストかけても、規格外ということで全部捨てていたわけ。温暖化ということでも、われわれ考えないといけない。いま日本人は、4000万人分ですか、3食に1食捨ててるんですよ」

   みのも、「きゅうりが曲がってたって、たくましく見えていい」(笑い)

   「消費者がそういう教育を受けてきたわけですよ。曲がったのが本当のきゅうりだと思えばいいんです」

   その通り。だがどうやらスタジオのだれも、きゅうりはもともと曲がっているものだとは、知らないらしい。やれやれ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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