またも飲酒運転によるひき逃げ、またも大阪だ。
きのう(11月16日)未明、富田林市の路上で、新聞配達のバイクが転倒し、新聞が散乱しているのがみつかった。ヘルメットが落ちていたが、運転者の姿がない。当時は雨だった。
そして5時間半後の8時半ごろ、5キロ離れた河内長野市の駐車場で新聞配達員(16)が遺体でみつかった。この間ひきずられたものと見られる。
そばにあった軽トラックに凹みがあり、持ち主で大工の市川保容疑者(41)が「何かにぶつかったが、必死に逃げたのでよくわからない」と供述。過失致死などの容疑で逮捕された。
被害者は、父親と同じ新聞配達店で働いており、前日が初めての給料日。さっそくプレステ3を買ってきて、この日配達を終わったら友だちと遊ぶはずだったという。
父親は、「悔しいという以外にない。容疑者を同じ目にあわせてやりたい。まじめで優しい子だった。いつもよりチラシが多くて準備に時間がかかった。あれがなければ、事故にもあわなかったろう」という。
大阪では先月にも、会社員(30)が3キロ引きずられて死亡。ホストの男(22)が逮捕されたばかり。みのもんたは、「逃げ切れるもんじゃないんですよ」とひき逃げ発生のワースト5を示した。
昨2007年の全国のひき逃げは、2万4727件。大阪がダントツの2972件、以下埼玉、神奈川、愛知、東京と続くが、大阪は2位埼玉より350件も多い。
杉尾秀哉は、「交通事故の数と比例してますよね。で、飲酒がありますから、今の法体系でいいのかどうかも含めて考えないといけない」
みのは、「酒を飲ませた者も罪に問われる時代でしょ。なぜ徹底しないの? 飲屋街には駐車場があって、よる12時、1時に車を出している」
末吉竹二郎は、「飲んだら車が動かないような装置が必要」という。
みのは、「センサーが感知してエンジンがかからないとか、トヨタにつくってもらうしかない」
杉尾は、「技術的には可能。この容疑者は前に免停になってるでしょう。そういう人には義務づけるとか」
みのは、「店にはいって、お車じゃないですね? でウソだったらブザーが鳴るとか」
さすがに誰も笑わなかった。