約束が守れない。
社会人としてコレ、失格です。
某コラム提出時刻をはるかに過ぎ、誰もいない真夜中のオフィスでキーボードをカタカタカタ。
ということで、私も社会人失格。
約束を守れずイライラするのは、先方しかり自分もイライラする。小学生の時に親、大人に必ず言われた。「約束は守りなさい」
お母さん、ごめんなさい。子供のころからダメだった私は、大人になってもやっぱりダメなままです。
後悔先に立たず。早くこのコラムを完成させなくては!
焦りながら、そういえば……と思いだしたことがあった。
約束を守れない大人は、なにも私だけではなかったなと。
責任転嫁的な話だが、事実なのでしょうがない。この業界には約束を守れない大人が多いように思うのだ。
たとえば、デートの約束の確認電話をしたところ、ある彼はこう言った。
「えっ? 今日時間があるってオレ言ったっけ? あ~そうだった! 忘れてた!」
「ゴメン! 朝まで編集コースなんだよ。また次の日に必ず!」
こんなことはしょっちゅう。かなりへこむがしょうがない。
「うえ~ん! 仕事が終わんない! 今日ちょっとムリだ~」
とは、私もよく言うセリフ。そういうセリフが多い女には、こんな男が周りに結構いる。
「ごめん! 撮影が長引いてて、まだ名古屋。最終の新幹線で東京に戻るけど。せっかくのご飯だったのに、ごめんな」
プロダクション勤務の彼からは、こんな残念なお知らせがやってくる。
もうひとつの見方としては、彼らにとって私は都合のいい女クラスということ。これだけは勘弁と祈りつつも、度重なると冷静に分析してみたりもする。
類は友を呼ぶとでもいうのだろうか。う~ん、こんなこともあったな。
「いい女だったのにさ。オレの他に4人も男がいたんだぜ。信じられる?」
これは約束を破られた男の話。ちょっとオダヤカではないが……
泣きついてきた彼は、32歳になったばかりで彼女に4股もかけられた。
彼女が大好きだった彼には悲惨すぎる。あ~、かわいそうに!
そんな女、今度会ったら踏んづけてやんなさい! と、フラレ男の彼を軽くハグ。んんん? 彼から、若干あの臭いが……ゲゲッ! オヤジ!? 32歳で男子って加齢臭したりしちゃうの?? ウソでしょ、まさか。意気消沈しているハンサムな彼を見て、私もある意味ビックリ仰天な意気消沈。
きっと慰めてもらいたいであろう彼を見ながら、そんな約束はできないな~と内心思ってしまった私。この場合、彼と約束はしなかったので、約束破りにはなっていない。お母さん、約束を破らずにすんだよ!
モジョっこ