「世界で活躍する日本人」で元気は出るか

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   <テレビウォッチ>テレビ東京の「世界を変える100人の日本人! JAPAN☆ALLSTARSスペシャル」。日本であまり知られてないが、世界を相手に活躍している(た)日本人を紹介する番組だ。

   三宅裕司とさまぁ~ず三村、松丸友紀アナらが進行役、矢口真里やバナナマン、筒井康隆も出ていた。

   韓国で人気のピアニスト倉本裕基の曲は、あの「冬のソナタ」でも使われた。料理人狐野扶実子は、出張料理のスペシャリストとして、世界中を飛び回っている。シラク前大統領夫人から呼ばれたこともあるそうだ。スタジオでスープを披露した。スープにフォアグラをすったものを落とすとそれが「ミロの絵」みたいに広がった。こういう創作料理で人気を博しているのだ。

   ほかにも、明治時代にトルコと友好の絆の基礎を築いた山田寅次郎や、肉などの細胞膜を壊さず冷解凍できるという冷凍技術CASを開発した大和田哲男らを取り上げた。CASを使うと1年前の生ガキも食べることができるという。これがアフリカなどで注目されているそうだ。

   テレ東らしいというか、ちょっとカタ目の番組だ。こんなに世界でがんばっている日本人がいる、というのは今の日本に元気を与えてくれるものになるかもしれない。そういう点で必要な番組かな、とも思う。しかし、あまり人気が出そうだとも思わない。お大事に、といったところか。毎週やってると、だんだん取り上げる人が地味になって、かつ似てる人が登場する羽目になるかもしれない。要注意だ。それと、筒井康隆が何で出ているのか、よく分からなかった。

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