<テレビウォッチ>北京五輪のフェンシング銀メダルの太田雄貴選手(22)が、森永製菓に就職が決まった。プロ契約ではなく正社員。引く手あまたの中から、なぜ森永? 「高校のときに助けてくれたから、恩返し」なのだそうだ。
きのう(10月23日)の会見で、太田は「いろんな人に支えてもらって社会人になれました。本当にありがとうございました」といったところで、感極まって涙を流した。メダルを獲ったときでも泣かなかった男が……。
後で聞くと、「両親が心配してくれていたので……」といった。太田は同志社大を卒業後も、北京を目指してニート生活を続けていた。さまざまな思いがあったのだろう。テレビで息子の涙をみた「ギューでチュー」のお母さんも涙していた。
みのもんたが、特大の森永の名刺をもってきた。「森永製菓・健康事業本部 ウイダー事業部マーケティング担当 太田雄貴」とある。ナマ電話で太田の声がスタジオに届いた。
「森永に決めたのは、昔お世話になったほかに何かあるの?」とみの。
太田「森永の考え方の中に『子どもたちに夢を』というのがあって、そういう社風、人柄が好き。また、あまりいってこなかった。できたら……みたいな、そのスタンスが素敵だった」
「へエー、条件提示してうちへうちへじゃなかったんだ」
太田「一切お金の話はなしで、10月中旬まで」
「でも太田君、ここだけの話だけど、お金って大事だぜ(スタジオ爆笑)。初任給は400万円切るくらいだって?」
太田「22歳の新卒で、適切なお金だと思います。すごいお金もらってもどうしようもないんで」
「いつから出社? こんなものも売るの?」と森永の「ウイダー」をチラリ。
太田「11月1日からで、製品開発の改善というので、ウイダーだけじゃなくてプロテインとか……」
「さりげなく商品名が出るねぇ」(爆笑)、「お母さんがギューしてチューだといってたよ」
太田「初めて見ましたが、流行語大賞でもほしいのかなと思って……」(爆)
「ガールフレンドにも報告したの? もう社会人でしょ?」
太田「『あ、そー』とあまり関心がなかったような。きのうの会見みて『泣きすぎ』と」(笑い)
「11月1日といったから、マスコミがくると思いますが、まずは会社第1ですからね」
太田「はい」
「で、歓迎会などアルコールが出る。飲み方指南ならわたしがやります。そっちでは横綱といわれてますから、ワハハ」
終わって、「さわやかですねぇ。彼女のこと当てずっぽうでいったら当たった」(笑い)