観光庁の職員はみんな忍者 …だったら成功??

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   <テレビウォッチ>キャスタの小倉のトークで始まる『とくダネ!』、今朝(10月2日)の話題は、発足した観光庁に引っ掛けて「観光」。

そうは簡単に呼べない

   観光庁を皮肉ったわけではないのだが、コメンテーターも加わって、このままでは観光立国など所詮夢の話……と、具体例を挙げて話題に。

   まず小倉が取り上げたのが、今朝の朝日新聞国際面に掲載された『修学旅行は日本人気』という記事だ。

   記事によると、中国で日本への修学旅行のビザが免除になった2004年以降急増し、今年(08年)は8月末で380校、1万1200人と初めて1万人を突破した。

   小倉はこれを朗報としつつ、次に取り上げたのは先週末訪れたカナダ・オタワ市内の景観。「きちんと芝生が刈り取られ、ごみ一つ落ちていない。こんなきれいな都市があるだろうか」と驚いたという。

   ノンフィクション作家の岩上安身は「官民挙げてやっていこうと裏方で手伝っている旅行代理店の親友が言っていた。『見たい日本と見せたい日本にズレがある』と。見たい日本の代表格が忍者で、とにかく見たいと。友人はそれを聞くとガックリすると。そんなのない、それよりアレ、コレ勧めても『そんなの面白くない』」と。

   タレントの眞鍋かをりは「昔、仕事で中国人観光客の日本ツアーバスに同乗したことがある。名所とか山とか行っても、中国のほうがデカイ、スゴイと。どこが楽しかったと聞くと、『秋葉原と100円ショップ、良いものが置いてある』と……」

   これには「中国製品が多いのにね~」(岩上)と爆笑が起きた。

   すかさず笠井アナが「隣の芝生は青いで、逆にオタワの人が六本木や京都を見て、オーワンダフルとなるかもしれませんよ」と一言。

   確かに、街がきれいなのは大切だが、観光の魅力はそればかりでないことも確か。

   中山前国交相は、観光誘致に絡めて「日本は内向きな単一民族」などと発言し辞めたが、この程度の認識では観光客はやってこない。

   小倉の結論は「観光客誘致というと、お土産屋さんやレストラン、看板立てたりして儲けようと。観光資源とは何かを一生懸命考えないと、そうは簡単に呼べないですよ」で、まさに正論。組織をつくれば 客が来るというわけではない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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