<テレビウォッチ>YOSHIKIの土足騒動が波紋を広げている。9月場所で優勝した白鵬の記念撮影に招かれ、支度部屋に赴いたところ、相撲協会の世話人に、「畳の上に靴で上がるな」とか怒鳴られるなど、ぶしつけな扱いを受けたYOSHIKIが怒りのコメントを出したというものだ。
番組は、騒動の元となった現場の映像を入手、この日(10月2日)流して見せた。
白鵬に近づこうとするYOSHIKIに、脚立にでも立っているのか一段高い位置の世話人から怒声が飛ぶ。「おい、おい、おい。早くしろ」「何してるんだ」「走れ、走れ、走れ」「上がれ、上がれ、上がれ」。ひょっとして、金髪にサングラスのアヤしい人物が何者か知らなかったのか、あるいは、YOSHIKIに含むところがあったのでは、と思わせるような態度だ。
東京相撲クラブ会友の山崎正は「座がしらけてシンとした感じ。世話人の方の声だけが響き渡っていた」と話す。
スタジオ陣の見方はいずれも協会側に手厳しい。
江上剛「相撲協会の対応は最低。内向きの組織だと思う。一流の会社とかレストランで、社長や特定のお客さんしか見ないところがたくさんあるでしょう。失礼だ。反省ビデオにしたほうがいい。YOSHIKIさんが、よく怒って帰らなかった」
鳥越俊太郎「白鵬関にキズつけちゃいけない、と思って耐えたのだろう」
石丸幸人「相撲協会のおごりが見え隠れした」
相撲協会は「世話人本人も強く言いすぎたことについて深く反省しておりました。以後は、言葉づかいに気をつけるように指導して行きます」と謝罪文を出したが、石丸は「世話人がテレビに出て謝ればいい」と言った。