<テレビウォッチ>「難波は大阪でもかなりの繁華街。東京・新宿歌舞伎町でもあったが、(雑居ビルで)こういうことがあると、とんでもない惨事になる」(小倉キャスター)。
10月1日午前3時ごろ大阪・ミナミの個室ビデオ店『キャッツ』で火災が発生。火は消し止められたが、死者15人、負傷者10人にのぼる大惨事になった。
『とくダネ!』は、まだ騒然とした雰囲気に包まれる現場からリポーターが中継したが、「火災報知機は鳴ったの? スプリンクラーは?」など疑問が残ったまま……
出火当時、店内にいた客の男性は「気付いたら部屋じゅう黒い煙でいっぱい。炎は見えなかった」という。
個室ビデオ店は、7階建ての雑居ビルの1階部分にあり全部で32の個室になっている。部屋は、2畳ほどの広さにベッドが置いてあり、ビデオが見られるようになっている。
『キャッツ』は大阪中心に6店舗を展開。火災があった店は、23時から翌朝まで居て1500円という『ナイトコース最大11時間』が人気で、JRや南海電鉄の難波駅に近いこともあって終電車に乗り遅れた人などが利用していたという。
小倉は「深夜眠っていて気付かなかった可能性がありますね~。火災報知機はならなかったのかしら」と。
しかし、この時点では、「火災報知機はならなかった」という話もあるが、確認は取れていない。また、スプリンクラーが作動したかどうかも未確認だ。
新宿・歌舞伎町の火災のときにも、雑居ビルの防火対策が指摘された。なのに教訓は生かされていなかったのか……
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト