<テレビウォッチ> 未来の家電製品を並べた「シーテックジャパン2008」(幕張メッセ10月4日まで)を米田やすみがレポート。出展は世界中から800社以上。さあ、今年は何があるのか。
まずは東芝のCell TV(52型)。巨大画面に48の小画面が一斉に表示されて、好みの映像を選択できる。画像処理のスピードが10倍アップした成果だとか。(こんなもの必要とするのはだれか? テレビ局くらいのものでは?)
ソニーは薄さで勝負。とうとう「0.9ミリ」というのを実現させた。「有機ELテレビ」というのだそうで、3ミリだった昨年のものがもはや過去のものに。パネル部分は0.3ミリだというから、ただただ驚きだ。(これだと、狭い部屋も少しは広くなる?)
不思議なのが、パイオニアの作品。テレビ画面に表示された画像を、携帯電話を近づけて取り込んでしまうというもの。それも食い採るように画像を削っていくさまが面白い。「情報をとるのが面白くなる」というのだが……。
未来のリビングルームを作ったパナソニックは「デジタル情報ミラー」と「ライフウォール」。前者は一見大きなミラーだが、ここに文字情報からテレビ画面まで様々な情報を呼び出すことができる。また後者は、壁一面がアルバムという巨大ディスプレイ。テレビ画像やデジカメで撮った画像を貼り付け、あちこち移動させたり拡大したり、話題のiPhoneみたいな動き。(どっちにしても、まず家から建てないといけない?)
VTRのあと、スタジオで「すごいね」とみのもんた。「未来はすぐそこまで来てます」という米田をしげしげとのぞきこんで、「あなたもロボットなの?」「ばれましたか」(笑い)
で、取り出したのが携帯電話。普通の折りたたみ式だが、これが2つに切り離せる。話をしながら、電話番号、アドレスや情報を確認できるのだという。たしかに「あいつの番号教えて」といわれて、いったん切ってかけ直しというのはよくある。
しかしパッと切り離した携帯に、みのはボーゼン、声なし。手にとって、「なんでつながってるの?」。「無線です」とNTTドコモの担当者。折りたたみ部分は磁石になっている。
続いては、日産の衝突防止ロボットカー。米田が歩いていくと検知してよける。実際はこの機能を車に搭載するものらしい。
そして最後が、村田製作所の自転車に乗る「ムラタセイサク君」。昨年話題になって姿を披露したが、さらに今年は、「ムラタセイコちゃん」というのが登場した。なんとこれが一輪車だった。
スイッチを入れると、ちゃんと動き出す。スタジオから拍手が湧いた。ジャイロセンサーが2つついているのだと。みのは、「飲み過ぎた時には、ジャイロをつけてるといいかも」(笑い)